ジュエリーを身に着けると、どうしても化粧品やほこり、または皮脂や汗による汚れがついてしまいます。この汚れをそのままにしておくと、デリケートな宝石に大きななダメージを与えます。 ダイヤモンドのような強い宝石でも、汚れをため込めんでしまえばせっかくのその輝きが曇って、本来の輝きを失ってしまいます。 身に着けたジュエリーは必ず、シリコンクロスのような柔らかい布などよく拭いてから宝石箱にしまいましょう。 これだけでもジュエリーの傷みをかなり防ぐことができます。そして、半年に一度はジュエリーの専門店を訪ねて、そこでジュエリーのチェックやクリーニングをしてもらいましょう。
地球上でもっとも硬い硬度10のダイヤモンドと、それに対して柔らかい硬度約4.5の18金やプラチナがこすれあうと、いうまでもなく硬度の低い貴金属に傷ついてしまいます。パール(硬度3)やコハク(硬度2)に、こすれてできた傷の度合いはもっと深刻なものです。できることなら専用の宝石箱や、仕切りのついた箱にきちんとしまってあげてください。 旅行に持っていく際も、1点1点個別に包むなどして、 できるだけジュエリーが触れ合わないように気をつけましょう。ジュエリーがぶつかり合って傷がつくことがないように保管してください。
ダイヤモンドのジュエリーはとても人気があります。婚約指輪などは24時間身につけていることもあるのではないでしょうか。例えずっと着けているものであっても、ジュエリーのお手入れは忘れないでおきたいものです。ダイヤモンドは硬く永続性であるとは言え、適したお手入れの方法があります。以下のことを注意して、大切なダイヤモンドの輝きをいつまでも保ち続けましょう。
注意 : 衝撃
パールは生きた貝の中で作られる有機物です。美しいソフトな玉虫色に輝き、どのシーンでも活躍してくれるジュエリーとして親しまれていますが、有機質の生き物のため、汗や汚れに弱く傷つきやすいのが特徴です。以下のことに注意して、いつまでもその輝きを楽しみましょう。
注意 : 衝撃・汗(皮脂)・コスメ・除光液・ヘアスプレイ・光・温泉・塩素・超音波洗浄器
ルビーとサファイヤ同じコランダムに属し、その性質は同じです。そして耐久性においては非常に強い宝石といえます。熱や薬品にも強いのでご家庭でもお手入れできます。
注意点やお手入れの方法はダイヤモンドと同じく毛先のやわらかい歯ブラシと、 中性洗剤で磨いてください。毛先を使い爪の間や裏側についた汚れを落としたら、 ぬるま湯で丁寧に濯いで柔らかな布で水分を拭き取ります。
ルビーとサファイヤは非常に硬いので、他のジュエリーとの接触は避けましょう。
注意 : 衝撃
エメラルドは比較的硬度が高い分類に属する宝石ですが、熱に弱く割れやすい宝石なので、取扱いには注意が必要です。お手入れ方法は、やわらかい布でかるく拭く程度にしておき、汚れがひどい場合は専門店で洗浄してもらうといいでしょう。
注意 : 衝撃・除光液・ヘアスプレイ・温泉・超音波洗浄器
オパールは硬度が低く、割れやすくて傷つきやすいジュエリーです。水分が多いので熱や乾燥でもひび割れを起こしますから、調理の火にも注意しましょう。温度差や乾燥を防ぐために、湿度や温度を自然に調節してくれる桐の箱に保管することをお勧めします。超音波洗浄機も厳禁です。
お手入れ方法は、やわらかい布でかるく拭く程度にしておき、汚れがひどい場合は専門店で洗浄してもらうといいでしょう。
注意 : 衝撃・除光液・ヘアスプレイ・温泉・塩素・超音波洗浄器・乾燥
プラチナは、酸、アルカリ、汗に強く、変色しにくい、耐久性があるジュエリーなので気軽に身に着けられるジュエリーです。しかし手入れを怠ると表面が黒ずんでしまいます。細かい細工や裏側に汚れが目立ってきたら中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸し、柔らかい歯ブラシの先で軽くこすってみてください。それから水でよく濯いで水分をふき取ってください。 これでも汚れが落ちないときは、中性洗剤を入れた水に30分~一晩つけ置きして洗ってください。
ダイアモンドがついている製品は上記と同じ方法で良いのですが、“他の宝石”がついている製品は、専門店に相談してください。ついている宝石によっては、水や洗剤に弱い物があります。
注意 : 衝撃
ゴールドは、皆さんが思っているほど強くありませんし、純度が高いほど傷つきやすくなります。
ナフタリンやヘアスプレー、化粧品などが付着すると光沢を失うことがあるので香水はジュエリーを取り外して使うことが必要です。また、長い間に汗やほこりで汚れたものは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で振り洗いするか柔らかい歯ブラシの先で軽くこすり、水でよく濯いで水分を拭き取ってください。
注意 : 衝撃・温泉・塩素